戸澤の週報
2005年06月25日
2005/6/25
さてここ最近はメーカー、商社の間で再編の動きが活発になってきています。弊社も取引をしているメメックジャパン株式会社がアメリカのアブネットとの合併を発表、IDT社もクロック関連メーカーのICSを合併すると発表がありました。今のところ、アメリカの会社が中心ですが、ここ最近で日本のメーカー、商社が再編の動きに加速がかかるのはどうやら間違いがなさそうです。海外のメーカー、商社からすると日本のマーケットは販売の拠点というよりも採用活動の拠点と考えているようです。中国を中心とした実際に生産をしている工場で使われるものは、今も日本にある開発拠点で決まっているからです。同時に、日本のマーケットは各種メーカの在庫を幅広く持っていて、少量短納期で対応する商社が非常に少ないので、いずれは外資の商社が今以上に上陸してくる可能性もありそうです。今後の市場はますます厳しくなりそうな環境にあります。弊社としては、まずこの分野で力を今以上に発揮できるよう努力をしていきます。日本でデザインウィンするためには日本の会社が一番合っているはずです。今以上に力をつけて、お客様に対しての製品の紹介活動に注力をし、同時に幅広いお客様の試作を中心とした部品調達のニーズにお応えできるようにしていきます。それが、これからの商社の生きる道だと考えます。