戸澤の週報

2003年08月16日

2003/8/16

巨人がこの3連戦に2勝1敗で何とか勝ち越しました。対阪神戦の負け越しは決定してしまいましたが、何とか一矢報いることができました。しつこく、巨人の優勝をあきらめていないのは私だけでしょうか?

最近のお客様の動向を見てますと、短納期での生産が非常に増えています。試作を短納期でということではなく、量産製品にその傾向が見られます。パソコン、携帯電話に代表される民需製品だけではなく、産業機器製品にも同じことが言えるようになっています。エンドユーザーが製品在庫のリスクを嫌ってのことだと思いますが、最近は非常に多く見られます。短納期でお客様が発注するからと言って、製品単価を上げて納品することはできません。部品調達のコストが上ってしまうということは、当然、お客様の利益圧縮につながってしまいます。ひどい場合は、せっかくエンドユーザーの希望納期に納品できたとしても、赤字になってしまうこともありえます。これからは、いかに短納期で適正コストで部品を調達するかと言うことが、1つのテーマとなってきます。弊社は、全世界様々な仕入先から部品を調達しております。部品調達をお客様から依頼され御見積りを出すと良く言われることは、通常ルートの仕入先より価格が安いと言うことです。部品の価格とは部品メーカーの出荷価格が当然1つの目安となり、流通過程で少しづつ価格が上乗せされていることが一般的です。しかし、この流れが現在の市場では大きく崩れてきています。現在の価格の構成は正に「市場の需要と供給のバランス」に依存するようになってきました。日本国内では、メーカーにも商社にも在庫がなく入手困難なデバイスでも、お隣の韓国では物余りを起こしている状況があります。日本では、100円で売られているものが韓国からは60円で入手することも有り得ます。そこに支払手数料、送料を足しても、国内の代理店から入手するよりもはるかに安くすることが可能と言うことです。現在の流通のネットワークの発達のおかげで、海外からでも3?4日あれば十分日本に入ってきます。納期に関しても国内調達と比較して遜色がありません。これから、ますます、調達手段の多様化が広がっていくことが予想されます。物の値付けをしているのは同じ人間です。是非、ターゲットのプライスを教えていただき、御問合せください。皆様の予想以上に市場は柔軟に対応してくれます。ここで大切なことは、「ターゲットプライス」なのですが、そこら辺は次週に譲りたいと思います。
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