戸澤の週報
2025年02月08日
ワークとライフ
冬本番となっております。
久しぶりに耳が痛くなるような寒さを経験しました。
それでももう少しで春が近づいてきています。
先週は当社「Zero Hub」に多くのお客様に来て頂き、施設見学とソリューション提案会を実施させて頂きました。
大きなイベントですので、当社内では多くの担当者が関係してきます。
当社ではこのようなイベントを定期的に行っているため、関わっているメンバーに良い変化が起こっていることに気が付きました。
日常の業務を離れて、全社で協力して行うようなイベントでは、普段感じることのできない刺激や学びに溢れているのだと思います。
改めて仕事とは何なのだろうかと考え、仕事の種類の観点で、以下のように分類してみました。
①ワーク:日々のルーティン業務
②シェア:チーム内で行う仕事
③ブリッジ:チームをまたがって行う仕事
④コミュニケーション:顧客・仕入先と行う仕事
⑤ライブ:顧客、仕入先と直接会って行うイベント
どの仕事が大事で、どの仕事が大事ではないと言うことを言いたいわけではありません。
組織は強く意識しないと⑤→①の方向に向いてしまいます。
①の日々のルーティン業務は、何にも摩擦がない、ある意味安心・安全な仕事です。
しかし、それだけを行っていると、自分の中での気づきを得る機会が生まれづらくなります。
②のシェアを意識することで、チーム内の活動を増やし、より身近にチームを感じることが大切です。
そして、徐々に自分のチームから他のチームに目を向けて、協力することで生み出せる価値を生み出す活動を増やしたいところです。
④のコミュニケーションは自社ではない、外の文化に触れることができる大きなチャンスです。
⑤のライブはさらに関わる範囲を大きくし、皆で一つの目的に向けて一致団結を求められます。
より組織が①→⑤の方向に向けて、注力していくことが大切だと考えるようになりました。
人が仕事を通じて意識的(まだ無意識の人も多くいます)に求めるのは、やりがいであり、成長実感です。
長時間労働を肯定する意図は全くありませんが、現代の仕事と生活を別々のものに分ける考え方には同意できません。
本来仕事とは生活と言う大きなくくりの中に入っていたはずです。
日本人が生活の中で、命の危険を感じることなく過ごせるようになったのは、戦国時代を経て、その後経験した第2次世界大戦が終了した僅か80年前のことです。
それまでは24時間常に命を落とすリスクを身近に感じて生活していたため、命を守ると言う仕事が常にあったはずです。
人の成長過程において、生活と言う大きなくくりの中で、仕事の割合や優先順位をどのように決めるかが大切だと思います。
大きく成長しなければいけない時期には、仕事に深く関わり、自分自身を世の中に深く関わらせ、失敗したり成功したりを経験することが大事です。
そうした過程に中に、成長実感が得られ、やりがいやモチベーションと言ったものに繋がっていくのだと思います。
仕事は奥深いものです。
1人でも多くの人に実感してもらえたら良いなと思います。