戸澤の週報

2024年12月28日

2024年に感謝

昨日で仕事納めとなりました。

長い一年でしたが、終わってみるとあっという間です。

2024年は様々なことを教わった年でした。

コロナ禍の反動で多くの顧客で過剰在庫が発生し、需要と供給のギャップに苦しんだ1年でした。

この状況はまだ終わったわけではなく現在進行形ですが、少しずつ、少しずつ回復の兆しが感じられます。

来年早々にはもう少しはっきりとした強さを感じることができることを強く期待したいと思います。

 

つくづく思うのはこの世に昔から存在する「振り子の法則」は誰にも変えることができないと言うことです。

一方に振れれば同じ分だけ逆にも振れます。

私は振り子の法則を感じる経験を何度もしていますが、それでも毎回都合よく解釈してしまうものです。

分かっていても、つい自分の都合の良いように解釈してしまうのですね。

心理学でいうことの「確証バイアス」が強く働いているものと思われます。

現状を前向きに捉えることも大切な要素ですが、同時に客観的に捉えることも欠かせません。

厳しい状況に早くに気が付くことができれば、それだけ早くに手を打つことが可能です。

 

「本を固める」と言う表現があります。

ここでの本は"もと"と読みます。

私はこの言葉が大好きです。

本と言う漢字をよく見てください。

木があって根元に一がついています。

この一は地面です。

木が地面に根付いているのが分かるかと思います。

どんなことでも共通かもしれませんが、何か課題がある時にはその本から正す必要があります。

うまくいっていない時は、たいていまだ根付いていないのです。

木の上辺だけをきれいにしたところで、きちんと根を深く張り巡らせていなければ、強く成長しません。

一見遠回りに感じることでも、逃げずに本を固めるための行動をしなければいけません。

2024年は改めてそのことを教えてくれた1年となりました。

大いに反省が残る年ではありましたが、大きく成長もできたことに感謝したいと思います。

 

樹木希林さんの言葉で”おごらず、他人と比べず、面白がって、平気に生きればいい”とあります。

たとえどんな時でも、その状況に囚われずに日々の出来事を楽しんでしまう柔軟な心を持つ。

そして、やることは十分やったのであれば、あとは全てを天に委ねてしまい、自分はただ日々の生活の中を暮らしていく。

そんな意味なのでしょうか。

その著書に、人生なんて自分の思い描いた通りにならなくて当たり前とあります。

そう思えば、なんか明るい気持ちになってきますね。

もう一つ記憶に残ったのが、「きょうよう」と「きょういく」です。

教養と教育ではありません。

「今日、用がある」と「今日、行くところがある」です。

毎日の仕事に感謝して、2024年を納めたいと思います。

皆様、今年も大変お世話になりました。深く感謝いたします。

良いお年を迎えてください。

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