戸澤の週報
2024年12月07日
未来を切り開く生成AI
世の中に遅れること数か月ではありますが、ここ最近は本格的に生成AIに向き合い始めました。
ChatGPTの有料会員となり、おおよそのフル機能を使えるようになりました。
既に使いこなしている方には、何の役にも立たない話ですが、まだ始めていない方もいるかと思いますので、ここまで至るまでの流れを少し共有させてもらいます。
まず、ChatGPTに本当に感銘を受けたのは、長い間検索エンジンで答えを探し続けていたことが、ChatGPTで極めてクリアに教えてくれたことです。
生成AIは何十億というWEBページを読み込んで学習していますので、我々がネットで一生懸命に探しているスキルの何百倍の力があると言っても良いでしょう。
WEBではウィキペディアのように体系的に説明している場合は良いのですが、大抵の情報は断片的です。
そして、多くのページはコンサルやその事柄でビジネスをしている会社が作っているページのため、非常に恣意的に偏った情報になりがちです。
生成AIはそれらページの作り手の意図など関係なしに、多くの用語から一番使われている言葉を特定し、理論的に説明してくれます。
その体系的な説明能力は目を見張るものがあり、一度使うと検索エンジンには戻れなくなります。
次にやったことは、自分の作った文章をChatGPTに見てもらうことです。
社内に向けた文章を作成していたのですが、ChatGPTに見てもらうとコメントをくれます。だいたい以下のような文章でした。
「現在の状況と将来に向けての考察が書かれていて、強いリーダーシップがある文章です。」
なんか褒められている気分になります。
そして、それだけではなく、きちんと改善すべき箇所を指摘してくれます。
「過去における実行した方策が記載されていますが、そのアクションを行って実際にどうなったのかを記入することでより分かりやすくなります。」
「今後のアクションについて、時間軸を含めたマイルストーンを入れると説得力が増します。」
以上のよう内容です。
全くをもって、その通りだなと納得してしまいました。
人間とChatGPTの関係は著者と編集者と言われています。
基本的な文章は著者が作ります。
その内容を著者とは別の視点で見て、意見を言うのが編集者です。
編集者は著者の視点では見えない、文章の理解のしやすさや説得力などを考え本に反映させます。
何度質問しても決して嫌がることなく優しく答えてくれるので、本当に助かります。
この「壁打ち」は文章を洗練させ、思考をまとめていくのに非常に役に立ちます。
次に挑戦したのが、キャッチコピー出しです。
ある文章をコピーして、ChatGPTにキャッチコピーを教えてと言えればいくつでも教えてくれます。
100個でもあっという間に出してくれることに感動すら覚えました。
今までは、頭の中で相当悩んで、お風呂の中で降ってきたなどと言われることも多かったと思います。
今ではChatGPTがほとんど教えてくれるので助かります。
今週の週報のタイトルはChatGPTに考えてもらった「未来を切り開く生成AI」を採用しています。
現在は、コマンドプロンプトやPythonを活用する段階に挑戦しています。
初めての経験ですが、生成AIの力で一歩ずつ進めています。
まさか、自分がプログラムを行う日が来るなど、全く思っていませんでした。
今の生成AIは、使いこなそうとするとコマンドプロンプト(背景が黒のプログラムを入力する画面)やPythonの画面に何らかの命令を入れる必要があります。
その為、生成AIを活用するには、少しハードルがあります。
しかし、近い将来にはアプリケーションに生成AI機能が組み込まれ、勝手にやってほしいことが提案してくる時代になります。
そうなってしまえば、誰もが簡単に生成AIを使う時代になり、コモディティ化して、生成AIを使うこと自体で差別化することができなくなります。
それまでに1~2年が、仕事で差をつけるためのチャンス期間です。
大いに活用して、少しでも未来に向けて高いレベルの仕事をしたいと感じています。