戸澤の週報
2024年09月29日
やると決めやり切る
朝、晩は非常に涼しくなり、過ごしやすくなってきました。
あれだけ暑かった夏はどうやら終わったようです。
季節の移り変わりと同時に日本の政治も大きな動きがありました。
良い方向に向かうことを、心より願っています。
当社の昔のミッションに「やると決め、やり切る癖をつけよう」とあります。
今、改めて見ると、本質を突いた良い内容であると、つくづく感じます。
ユニクロの創業者である柳井正さんが教科書にしているという、「プロフェッショナルマネージャー」の著書である、ハロルド・ジェニーン氏は、その著書の中で、「経営者は経営しなければならぬ」と何度も繰り返しています。
ここで言う経営者とは会社の最高責任者だけを表しているわけではなく、営業チームを預かるマネージャーのことです。
ある会計年度に立てた事業計画や予算は、達成したいと思うだけでは不十分で、成し遂げなければならない。
もし、その結果を達成することができなければ、その人はマネージャーではないと、言っています。
その人が良いとか悪いではなく、経営していないと言うことは、マネージャーではないと説いています。
通常会計年度は1年間あります。
それらの時間を使って、コミットした内容をどのように実現させていくか、考えては実践し、効果なければ別の方法を試して見て、求める成果が出るまでやり続ける必要があります。
そんな当たり前のことですが、実際に出来ているケースは少ないのではないでしようか。
世の中には驚くほど多くの、出来ない理由が我々近くに寄り添ってくれています。
それらを組み合わせて、理路整然とあたかも今回達成できない理由が、いかにも特別であるかのように表現することが出来てしまいます。
目標に対して未達であることを、一度でも出来ない理由を採用して認めてしまったその時から、そのマネージャーは目標達成に必要な思考や活動をやめてしまうのでしょう。
当然、結果を出すのは簡単なことはありません。
それこそ、考えに考え抜いて、それでも正解に辿り着けずに、もがいているのが通常です。
そんな中でも最後の最後まで諦めずにしがみついて努力を継続した人にだけ、神様がわずかに微笑んでくれます。
環境が良い時も悪い時も変わらずに成長させることができるのが、マネージャーの本質であることを改めて学びました。
柳井さんはユニクロをグローバルの企業グループにする過程で、このことを学び、実践して来たようです。
今のユニクロを見ていれば、その効果の大きさは一目瞭然ですね。
しかと、肝に銘じ、今後の仕事に取り組んでいきたいと思います。