戸澤の週報

2024年08月25日

第二の創業

先週、新物流センター「Zero Hub」への引越しが完了し、操業を開始致しました。

1部の製品が出荷が間に合わず、ご迷惑をおかけしてしまいましたが、大きな所では機能を始めています。

開所に当たりまして、多くの方よりお花、植物、時計や絵などの贈り物を頂きました。

ありがたく飾り、そして使わせていただきます。

この場をお借りして深く御礼申し上げます。

 

今回の「Zero Hub」の新設は、当社にとって非常に大きな挑戦です。

もちろん、多くのお金をかけたと言う意味もありますが、国内はもちろん、グローバルで見ても、決して遜色のない半導体の倉庫、物流機能を持っております。

2機の自動倉庫に、2台のAGV(自動搬送機)による、高い生産性。

将来、自動倉庫1機を設置できるスペースも用意してあります。

また、屋上一面に太陽光パネルを設置していて、建物で使用する電気は好天時、100%発電が可能です。

また、蓄電池も設置してありますので、いざという時の備えになります。

同時に、電気を必要一つの変電所だけではなく、二つの変電所から引いています。

一つの変電所が停電しても、切り替えて電気を使用できます。

停電に対して、過去に痛い目にあったことがありますので、今回はしっかりとした対策を行いました。

そして、センターには託児所もあります。

0歳から預けられる仕様になっており、こちらは早期スタートに向けて、動き始めます。

15,000平米の延床面積と、自動倉庫の製品収納能力は強力です。

現在当社での在庫保管点数は、11万点ほどですが、計算上50万点はゆうに超える製品が保管できます。

この「Zero Hub」を活用し、どんな付加価値を生み出していくか、当社に課された大きな課題です。

大きな挑戦とは、この建物をどう活かすかによって、日本の顧客だけに留まらず、世界の顧客の購買活動に大きな影響があります。

2024年の現在、多くの顧客がコロナ禍の間に買った過剰な在庫に苦労しています。

反面で、産業機器の領域でも少しずつではありますが、在庫が消化されている部分が出て来ており、需要見合いの発注が出始めております。

同じくコロナ禍の間に出来なかった、新製品の試作の動きが活発になって来ています。

本格的な回復にはもう少し掛かりそうですが、半導体の調達の観点では、顧客の思惑も大きな影響を及ぼします。

実際にあるメーカーでは、需要が上がって来ており、この先の需要増を見越して、一年分のオーダーを打つように話している半導体メーカーも実際にあります。

それとは反対に、コロナ禍で長期オーダーを全顧客に求めた、ある半導体メーカーは、まだ顧客の積み上がった在庫により、新規のオーダーが出てこないと言うケースもあります。

まだらというのが、現状を表すのに一番適している言葉と言えそうです。

しかしながら、近く必ず調達に苦労する時期が来ます。

その時には、当社の在庫と余剰在庫を販売する機能が役に立ちます。

ちょうど良い時に完成したと思っています。

「Zero Hub」が完成した、2024年を第二の創業と思い、力の限りで挑戦していきたいと考えています。

皆様、どうぞご期待ください。 

 

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