戸澤の週報
2024年05月26日
日本の常識と世界の常識
先週は米国出張でした。
仕事は一生懸命に頑張ってきましたが、気になることは物価の高さです。
写真の500mlの缶ビールはある観光施設で買ったビールですが、19ドルです。
こちらを正しく計算してみます。
10%の税金と、為替レートは空港での両替レートを採用すると、159.89円。
3,341円になります。
驚くべき程の価格です。
ラーメンとフォーは3000円でした。
もはや2000円で食べられるものは少なくなってきています。
円安という大きな要因がありますが、仮に100円だったとしても倍以上の差があるでしょう。
まして160円近いレートでは3倍以上の差があります。
失われた30年により日本はこんなにも世界から取り残されてしまいました。
相対的に日本人は大きく購買力を失ってしまい、貧乏になったと言わざるを得ません。
これからは物価を上げて、その分しっかりと賃金も上昇させていく必要があります。
最近の傾向として、すでにこの方向に行っているかと思います。
それでも強く推進させるためには、人々のマインドを変えていく必要があります。
今までのようなフルサービスを期待するものではなく、必要最低限のサービスを受け入れることで、人員配置を少なくし、その代わり一人当たりの収入を増やしていく考え方です。
サンノゼをはじめとするベイエリアのレストランは18時オープンの20時ラストオーダーです。
そして、ランチはやっていなく、日曜・月曜の二日間しっかりと休みを取っています。
日本人の感覚から行くと、よくやっているなと思いますが、これからの日本の変わっていく方向なのかもしれません。
日本の国力をこれ以上弱くすることは、許されません。
我々一人一人ができることを考え、行動していく必要があります。
日本の常識は世界の常識ではないと改めて感じられた出張でした。