戸澤の週報

2023年12月10日

成長のための場

季節外れの暖かさになりました。
週末は公園日和で、うれしいのですが、心配になってしまいます。
 
先週は、DAFS(日本半導体商社協会)で中堅社員交流会がありました。
60人くらいの半導体商社の20代から40代位の若手~中堅社員たちが集まりました。
普段は、会社を代表するメンバーの会合が基本でしたので、新鮮です。
色々な会合に参加して思うことは、大体会う人が同じになることです。
深い人間関係を築くことができるので、一概に悪いとは言いません。
しかし、自分の会社から一歩飛び出して、他の会社の人と面識を持ち、話すことの効果は我々が思っている以上に大きいと思います。
一つの会社にいると、そこの会社の常識が自分の常識になっていきます。
自分では厳しいと思っていた自社の事が、他社と比べればよっぽど甘かったというのはよく聞きます。
また、自社とは全く違うことを考えていたり、違った取組みをしているなど、参考になることも多くあります。
その場限りではなく、そこで出会ったのを縁として、その後の繋がりが人脈としてできることもあります。
場合によっては新しい仕事に繋がることもあるかもしれません。
懇親会の後半には、ぽつぽつと会場から帰っていく人がいる事も珍しくありません。
中堅社員交流会ではそのようなこともなく、最後までみんなで話をしていました。
 
本当にたくましく、未来を切り拓いて行く、将来のリーダーが欲しいのであれば、多くの経験をさせる必要があります。
自分自身もそうでしたが、自分の常識など、参考程度にしかなりません。
広く国内外に広がっている世界に目を向けて、新しい事、これから広がっていくだろうことに注意することが必要です。
そのためには、日本企業に勤める人が外と繋がる「場」を今よりも飛躍的に増やしていく必要があります。
年代も同じくらいだけでは無く、幅広い年代との交流が必要です。
半導体商社メンバー同士で繋がることも大切ですが、全く違った業種と繋がっていく事も大切です。
DAFSは日本で唯一半導体商社に横串をさせる貴重な存在です。
この業界をもっと盛り上げていくためにも、未来のリーダー育成を最大限サポートしていく役割を追加していく必要がありそうです。
多くの、そして様々な種類の場を作り、複合的な経験を積んだリーダーの育成を行っていけると良いと思います。

 

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