戸澤の週報

2023年07月17日

半導体・電子部品の教育教材

暑い日々が続いています。
学生はそろそろ夏休みに入っている頃でしょうか?
三連休は観光日和となったのではないでしょうか。
 
社内でさまざまな研修をしていますが、先週、半導体商社として、1番基本的で、1番やるべき研修をできていないことに気がつきました。
半導体の知識に関する研修です。
当社の場合は、どのメーカーだけを取り扱いをするわけではなく、幅広いメーカーの取り扱いです。
必然的にあるメーカーで深く入っていくことは難しいです。
だからこそ、意図的に会社として半導体・電子部品を学べる場を用意する必要があったのです。
会社のメンバーと話すと、自分で勉強しようと思っていても、難しすぎるということです。
よく考えてみると、実際の営業の現場にトランジスタの構造を正しく理解する必要はありません。
ただし、最近注目されている、SICやIGBTなどの言葉の意味は理解しておく必要があります。
つまり、ガイドがいないと、どこを学んでいいか分かりづらいということなのでしょう。
半導体をICと個別半導体に分けて、その先も続いている、ツリー構造で区分けしたものだけでは、全体像が見えてきません。
最低限必要な半導体と電子部品の知識を学んだ後に、実際のブロック図からそれらの部品がどのように使われているかを学んでいくのが1番分かりやすい方法かもしれません。
今回は、一からテキストを作り研修した内容を動画として残すことで、一生物の教育教材を作ってみようと思います。
私の感覚だと、まずはロジックを学びます。
そこでデジタルを覚え、その後はレギュレーターやDC-DCコンバーターのようなアナログの電源ICに入ります。リセットICも入れてしまいましょう。
同時にAD/DAコンバーターやオペアンプ、コンパレーターのようなアナログICもやっつけます。
次にディスクリートと呼ばれる、トランジスタ、ダイオードなどの個別半導体を学びます。
次はメモリーですね。
DRAM、SRAM、Flashの三つを覚えれば良いでしょう。
そして、マイコンとFPGAには触れておきたいところです。
半導体は大体こんなもので、次は電子部品です。
抵抗、コンデンサなどを学び、水晶などのタイミングデバイスを押さえたら、ヒューズやノイズフィルター、スイッチ、コネクター類を覚えていきます。
まだまだあるとは思いますが、おおむねこのようなところが網羅されていたら、一通りは営業が現場で最低限の自信を持って話ができるのではないかと思います。
大作にはなりますが、やりきってみたいと思います。

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