戸澤の週報
2022年12月10日
ストレス
12月も残り3週間となっております。
街ではすっかりとクリスマスムードとなっています。
残り少なくなってきた2022年ですが、やり残したことがないようにしたいものです。
我々が仕事を始めとする社会生活で避けて通れないのがストレスです。
ストレスが少ない生活は理想なのかもしれませんが、現実は難しいものです。
そもそもストレスが0の世界は刺激も成長に繋がる機会もないということです。
我々はどのようにストレスを捉えて、どのように対処していくべきなのでしょうか?
先週研修で勉強しましたので、まとめてみたいと思います。
まず、自分の中でなんらかのストレスを感じた場合、その原因を正しく把握する必要があります。
明確に何か一つが原因となってストレスを感じている場合は分かりやすいですが、意外と複合的になっている場合もあります。
箇条書きで書き出してみることによって、場合によっては予想外のことにストレスを感じていたこともあるかもしれません。
ストレスの原因が特定出来たら、次はどのように対処するかを考えます。
コーピングと言われるプロセスですが、主に4つの選択肢があります。
①問題焦点型コーピング
②情動焦点型コーピング
③認知的再構成型コーピング
④気晴らし型コーピング
①の問題焦点型は、ストレスの元となるそもそもの原因を解決させてしまう方法です。
この方法が取れる時には、積極的に選択することで、ストレスをためずにいることができます。
問題はこの方法が取れない場合です。
②の情動焦点型は。過去の失敗や悲しい感情などを誰かに聞いてもらうことによって気持ちを整理するアプローチです。
人に聞いてもらうことによって、感情が外に出ることで落ち着いて現状に向き合う効果があると言われています。
③の認知的再構成型は、現在の問題に対しての捉え方を前向きな別の形に捉えなおすアプローチです。
例えば、厳しい営業目標に嫌気が差しているとします。
この問題に対して、過去の成功体験から、「きっとできる」と自分を奮い立たせます。
④の気晴らし型は友人と食事やカラオケに行ったり、旅行に行き日常生活からはなれるなどの方法です。
また、お風呂に入り、ゆっくり疲れをとったり、ヨガや瞑想などでバランスを整えるなどです。
②③④はいずれもそもそもの問題が解決できない、もしくは解決まで長い時間がかかる時に有効なアプローチです。
社会人として仕事をしている以上ストレスから完全に逃げることはできません。
ストレスを抱えていることを認めて、「自分は今つらい」という状況を認めることが大切と言います。
その上で、現在のストレスに対して、客観的に俯瞰してみることによって、正しい対処方法が見えてきます。
①の問題解決型で取り組めるのであれば、出来る限り根本解決を図りたいところです。
しかしながら、そうはできない事が多いから悩むのです。
そのため、他のアプローチをきちんと覚えておくことが、長い社会人生活をヘルシーに過ごすために必須の知識と言えそうです。