戸澤の週報

2022年09月11日

負けることを恐れない

秋の涼しさが感じられます。
夜にはクーラーが必要なくなり、寝やすくなってきました。
しかしながら、夜は少し寒いため、体調管理も必要な時期です。
 
最近の日本社会の風潮を見ていて気になるのが、リスクに対する考え方です。
世の中にリスクがあるのは当然なのですが、リスクが誇張されて、前進することが妨げられている気がします。。
いつから、このような傾向が見られるようになったのでしょうか?
恐らく、戦後から高度成長時代に見られた経済の成長があった時は、今より少なかったと思います。
20世紀の終わりにバブルが弾けて、その後の長期間に渡る不況や低成長を経て、今の形が出来上がってしまいました。
国が大きく成長する、人口増加時のボーナス期から、高齢化になって経済に負担が掛かる、オーナス期に入ったことが大きな要因でしょう。
質はともかく、がむしゃらに働くことで、国全体の成長を背景に、様々な成果を実感できていたのがボーナス期です。
やったらやっただけ成果が出るのは、個人にとっても、組織にとっても、国にとっても自信に繋がります。
オーナス期に入ってからは、全体的なパイが大きく広がるわけではないので、一種のパイの取り合いが始まります。
求められるものが、量から質へと変化しました。
パイの取り合いを避けようとすると、新たなマーケットを創り出す必要があり、一層難易度が高まります。
これらの過程の中で、今までの経済成長で目立っていなかった失敗が目立つようになってきました。
企業や国などの組織に求められる戦略や実際の打ち手の質が問われることになったからです。
そのため、失敗のトラウマが人々の心の中に蔓延してきて、新しい挑戦に対して、ネガティブになっていきます。
さらにグローバルで進行する、法令順守、個人情報保護、ガバナンス強化と言った規制への方向が、余計リスクに関する過敏な反応を生み出しています。
 
だとしても、我々は挑戦をすべきです。
オーナス期に入った国が生き抜いていくためには、今いる場所だけではなく、その活動を広げていく必要があるからです。
もちろん、評価を成長から、持続可能性を考えた脱成長という考え方もあることは承知しています。
しかし、それだけでは縮小均衡に繋がってしまう側面もあると思います。
色々と挑戦をしていくと、失敗して負けることもあります。
しかし、簡単に負けたとは言ってはいけません。
本当に全力を尽くして、戦った後であればそれも良いと思いますが、本当に戦いきるということは言うほど単純ではないと思います。
きちんと覚悟を決めて、多少の失敗など目もくれず、何度も挑戦を繰り返し、あきらめずにしがみついているうちに、気が付くとゴールテープにたどり着いていて、成功を勝ち取ることができるものです。
最初から失敗することを考えてやっている人が多いのは、学校の受験の時に良く聞いた、失敗した時に自分が傷つかないようするのと同じ発想です。
初めから失敗を考えて行うのと、退路を断って死に物狂いで挑戦するのではたどり着けるところが違います。
そこまでやっての上での失敗は、自分にとっての大きな経験という財産になり、次にも生きてきます。
幸福になろうと欲しなければ、絶対幸福にはなれない。と、幸福論を書いたアランも言っています。
 
最近気が付いたことがあります。
なかなかうまくいかないことがあると、何となくその理由はこんなものであろうと決めつけて、レッテルを張ってしまっていることです。
無意識に、問題ときちんと向き合い、関わり合うことを、どこかで避けてしまったいることに気が付きました。
大きな成果を収めたいのであれば、きちんと覚悟を持ち、しっかりと準備し、根本の問題に対して、解決するための実行を継続する必要があることを、改めて学習しました。
今こそ、アップデートが必要です。

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