戸澤の週報

2022年07月23日

嗅覚

学校では夏休みが始まっています。
夏らしい暑い日が続いています。
東京でもセミの声が聞こえ始めてきました。
 
同じものを見て、何かを感じる人もいれば、何も感じない人がいます。
何か問題を抱えていたとして、問題を解決するためのヒントは意外と色々なところに転がっていますが、気が付く人と気が付かない人がいます。
これは「嗅覚」の問題だと考えています。
研修を行っていて、社員に伝えたいことの一つは、この「嗅覚」です。
嗅覚はだまっていては何も成長しません。
育てるために必要なことは様々な「機会」です。
AIが答えを導き出すのに多くのパターンを登録しなければいけないように、人間も多くの経験をし、学んだことを自分の引き出しに整理しなければいけません。
そして、書籍や研修などで吸収した多くの知識も、やはり自分の引き出しに整理しておきます。
そうした過去の蓄積が、何らかの事象を目の前にした時に、自分の引き出しに入っている過去の経験と比べて、何らかの違和感を見つけます。
この違和感は、良いものもあれば悪いものもあります。
悪い違和感が感じられた時には、将来発生する大きな問題を事前に避けることができたということです。
良い方の違和感は、人生におけるチャンスです。
通り過ぎることなく、きちんと気が付いて、それらに取組むことができれば、新しい道が開かれます。
 
この嗅覚の強さを育てることは商社マンとして非常に重要な要素になってきました。
変化が激しく、多様な価値観の中では、簡単に答えが見つかりません。
様々な要素を考慮し、その中で中庸な道を探し出していく必要があります。
答えのない、極めて実践的なスキルです。
関係者が多くなればなるほど、全員が納得できるところを探すことが難しくなります。
それでも、商社マンは関係者全員がWin-Winになれるように努力をしなければいけません。
 
これからのリーダーは、毎日をきちんと成長の為の意識を持って、機会を自ら作り出し、嗅覚を磨く訓練を行ってもらいたいと思います。

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