戸澤の週報

2022年06月12日

研修が研修

関東が梅雨入りしました。
随分早い気がしましたが、平年よりわずかに早い程度だそうです。
その後はさほど雨が降っていないので、雨が少なめな梅雨になるのでしょうか?
 
先週は社内の未来のリーダーに向けた研修を行いました。
会社の成長は人材力とイコールと言っても言い過ぎではありません。
当社は社内で講師が立てることができる場合は、出来る限り社内で行っています。
今となっては、研修は多くの人が一緒に時間を共有できる貴重な機会です。
1人でも多くの人に、何かを感じ取ってもらい、今後の仕事に生かしてもらいたい一心で進めて行きます。
ところが、研修の講師を行うと、本来の目的とは違った、自分自身の気づきを得ることが実に多くあります。
自分が話している内容を自分が知らなかったりすることがあります。
変な感じですが、自分の話を聞いて、そのように考えていたんだと思うことが良くなるのです。
資料を作ったり、研修当日に何を話そうかと考えたりする間だけではなく、研修があることによって、意識下で様々なことを考えているのだと思います。
これらが研修は講師の研修でもあると思う理由です。
 
プロアクティブとリアクティブと言う言葉があります。
プロアクティブとは、先回りして行うとか、積極的なと言った能動的な意味です。
リアクティブは問題が起きてからやるとか、後手後手のと言った受動的な意味です。
要は言われなくてもやるか、言われてからやるかの差だと思って良いかと思います。
もし、仕事におけるやりがいや楽しみを見いだしたいのであれば、自分の仕事の中のプロアクティブの割合を増やせばよいと話しました。
言われてみれば、まあ当たり前の事なのですが、自分ではこのように整理できていなかったので、自分で話しておきながら、不思議な感覚です。
これからの人生で、仕事ができる限られた時間の中で、自分を成長させ、少しでも世の中に貢献していきたいと思うのは人間の本能です。
そのためには、今のままの自分を良しとせずに、時代に合わせた考え方、知識、行動をインプットする必要があります。
これだけ情報の溢れた世の中ですから、インプットしようとすれば、いくらでもできるかと思います。
しかし、大切なことは、ただまとまった量をインプットすることではなく、良質なインプットを一定量行うことです。
そのため、もちろん何をするかを決めることが大事なのですが、それ以上に大事なことは、何をしないかを決めることだと思うようになりました。
限られた時間なので、全てを行うことはできません。
人生の節目節目において、自分の中で「やめる会議」を主宰し、やめることを決めていく事が必要になってくるのかもしれません。

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