戸澤の週報
2022年05月28日
規制緩和
気持ちの良い日々が続いています。
昼間は半そでで丁度良いですね。
1年中この気候であればと思ってしまいます。
政府の規制改革推進会議が進んでいます。
日本は海外と比較して規制大国と言えます。
諸外国では当たり前のことが、日本では全くできないことが多くあります。
Uberのような新しい形の顧客輸送サービスの導入は規制で強く守られています。
その他様々な産業で新規参入が難しいものがあります。
それでも、ここ最近の緊迫した世界情勢がこの状況を変えつつあります。
今までできなかった防衛装備品(特にミサイル・戦闘機など)の輸出が検討されています。
薬剤師が点滴の交換などの、従来看護師しかできなかった仕事をできるように検討されています。
抗原検査キットが近くのドラッグストアでこの先ずっと購入できるように検討されています。
規制緩和は、産業に大きなビジネスチャンスをもたらします。
日本の防衛産業は「武器輸出三原則」によって、海外への輸出はできず、国内だけの産業でした。
この事により、多くの企業が防衛産業から撤退をしており、日本の国防に大きなリスクを抱えることとなりました。
ウクライナの問題から、大きな変化を余儀なくされた形と思われます。
また、医療人材の不足は深刻です。
ワークシェアの観点で、限られたリソースを最大限活用するという意味でも、薬剤師の活用はひとつの方策となり得ると思います。
抗原キットなどの使い方が明確で、副作用などのリスクの少ないものが、ドラッグストアで売られているのは当たり前かと思います。
まずはこの「当たり前」と思われることは、普通にできることから始めることが良いと思います。
人間はその気になれば、限られた環境において、様々な創意工夫を行うものです。
しかしながら、制約は少ない方が良いに決まっています。
これだけの世の中の大きな変化は、日本にとって大きなチャンスだと思います。
日本人は周りからの強烈なプッシュがないと動きづらいところがあります。
ここ2年で起こったことは、それに値すると言えるでしょう。
世の中の規制緩和を合わせて、もう一つ必要なのが、人間の中の規制緩和です。
知らず知らずのうちに自分の中に作ってしまっている規制がないか、常にチェックしなければいけません。
昔は規制されていたものでも、今はその規制がなくなっているのに、未だに自分自身で規制を掛けてしまっているものはないか?
頭の中で、勝手に自分の限界を決めてしまい、挑戦することを避けてしまっているものはないか?
自らかけている規制について見直す時が来ているのかもしれません。
自分の規制緩和ができれば、新しい自分が見えてくるはずです。
変化の波をうまく捉えて、柔軟に対応することが、大きなチャンスを生むことになりそうです。