戸澤の週報

2021年09月05日

リベラルアーツ

先週は長雨となりました。

あの暑かった夏は、まるで最初からなかったかのようです。

これからは秋に向けて季節が変わっていきます。

 

ここしばらくは、会社の教育について考えていますが、行き着くところのひとつが、リベラルアーツです。

最近では日本でも良く耳にしますので、聞かれた方も多いのではないかと思います。

ギリシャ・ローマ時代にその起源を持ち、人が持つ必要がある技術や芸の基本と言われ、自由七科を指します。

文法学、修辞学、論理学、算術、幾何、天文学、音楽の事のことです。

この現代に必要な学びこそがこのリベラルアーツではないかと言われています。

もちろん、これら科目の一つ一つに学ぶべき点はあるのですが、現在のリベラルアーツはもう少し広く捉えられています。

今のように答えなき世の中において、リーダーとして、一人の社会人として様々な角度から類推し、知識を結合させ、コミュニケーションを深くすることで、少しでも正解に近づけていこうとするアプローチです。

 

なぜ今の世の中でリベラルアーツが注目されるのでしょうか?

マサチューセッツ工科大学のリベラルアーツの教育統括責任者は、「すぐに役に立つことは、すぐに役に立たなくなる。」と言います。

そして、「教えるべきは、学び続け、研究する姿勢そのものだ。」と言います。

現代のように科学技術の進化が驚くほど速い時代に入ってしまうと、現代もてはやされている技術も5年もすれば別のものに置き換わって、陳腐化する可能性が高くなります。

だからこそ、どんな世の中になっても学びを続け、変化を恐れず、前に進める人間になっていたいのです。

そう考えると、1000年以上の長い年月を生き抜いている、仏教や聖書、古典などは学ぶ価値があると言えると思います。

同時にクリティカルシンキングが重要であると言われています。

直訳は批判的思考と言われていますが、この本質は、今出ている答えと言われているものを疑うこと。

つまりは前提となっているものを疑い、自分の中で何かに捉われない思考と言えそうです。

松下幸之助さんは、これを「素直さ」と表現しました。

これら知識と考え方を自分のものにすることで、時代の変動に流されない力強い軸となる教養を身に着け、長い間活用できる羅針盤を手に入れることになると思います。

 

当社もこの先長期に渡って成長するために、研修を色々と実践していますが、このリベラルアーツも取り入れていきたいと考えています。

これはなかなか言うのは易しのパターンであるため、簡単にはいかないと思いますが、挑戦してみたいと考えています。

実現できれば、他にはない強みとなることと思いますので、やり切ってみたいと思っています。


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