戸澤の週報
2021年08月07日
一専多能
一年で一番暑い時期に入りました。
毎日の猛暑の中、オリンピックではメダルラッシュでうれしい限りです。
間もなく日本でのオリンピックも終わりを迎えます。
次日本で見ることはできるのでしょうか?
これからはAIの時代と言われて、久しくなりました。
今までは遠い世界の中での言葉であると感じていましたが、いよいよ身近に迫ってきている気がします。
AIを含むDXが進んでくれば、必然的に量的作業を行っていたオペレータは必要なくなるのと同時に、かなりの仕事がAIに取って替わると思って間違いなさそうです。
そのような時代を迎えるにあたって、どのような心構えで迎えれば良いのでしょうか?
「一専多能」と言う言葉があります。
自分のキャリアの軸となる、強みを専門知識としてひとつ明確なものを作っておく。
従来であれば専門知識を一つ持っておけば、一生その知識を活用し、安泰だった思います。
しかし今は時代が変わりました。
自分が人に負けない、専門が随時必要になってくるかと思います。
しかしながら、これから益々日本企業もグルーバルで戦っていかなければならなくなります。
そうなってくると、ひとつの自分の既に持っている専門知識だけで生涯に渡ってキャリアを形成していくことは困難になります。
グローバルで必要とされる、知識やスキルは、世界の状況によって刻一刻と変わってきます。
英語はできて当たり前。
専門知識も持っていて当たり前。
専門知識は自分のなかで、大きな軸となっている上で、周辺の知識やスキルを幅広く身に着ける必要があります。
この「一専多能」と言う言葉は、AI時代に必要とされる人物像を簡潔に表すことができると思います。
自分に知識の軸になるものがあれば、その周辺を新たに覚える時も、はるかに覚えやすいと思います。
その上で、自分の役割を広げられるための、自己啓発が特別なものではなく、これからを生きている我々の義務のような気がしています。
ビジネスに必要な知識やスキルが、気が付くと書き換わっている気がします。
これからの世の中で求められているものを常にアンテナを高く張って、捕捉することがこれから必要とされるスキルの一つになってきます。
器用貧乏ではなく、芯の通ったキャリア形成が今こそ必要になってきています。