戸澤の週報
2021年07月25日
Self-Love(自分に優しくすること)
オリンピックが開幕しました。
開会式をはじめから最後まで見ました。
月並みな感想ですが、世界にはあれほど多くの国があるのですね。
まだまだ知らないことがたくさんあります。
kelluna.(ケルナ)と言うフィットネスウェアブランドがあります。
経営者である前川裕奈(まえかわゆうな)さんはスリランカの女性に、公平な環境で楽しく働けるチャンスがあるべきだとの思いで、事業を行っています。
前川さんのインタビューで、「Self-Love」と言う言葉を教えてもらいました。
我々日本人は多くの物に対して固定概念が強く、こうでなければいけないと言う見方があります。
その結果、そこから少しでも外れている人に対して寛容とは言えず、結果自分自身でも、違いに対して寛容になれずに苦しむことが多いのではないでしょうか?
「Self-Love」とは、自分自身の様々な違いを受け入れることで、多種多様な在り方があることを認識することが大切と言います。
そこから少しずつ自己肯定感に繋がっていき、自分に優しくすることができてくるということです。
具体的に方法としては、自分に対して完璧を求めるのではなく、少しでも頑張ることができたら、自分をほめるということだと言います。
例えば「私、よく頑張った」と自分に対して常に褒めてあげます。
大切なことは、何か大きなことをやり遂げた時だけではなく、普段の生活の中で、わずかでも良いので、何か頑張ったことで良いので、いつも自分をほめてあげることだと言います。
この話を聞いていて思ったことがあります。
人としての力や国の中の様子が世界の中で日本が大きく劣っているとは思えません。
それでも自己肯定感が低く、将来に対する希望を持てる人の割合も非常に低いです。
もし違いがあるとしたら、自分が考えるゴールの高さの違いなのかもしれません。
小さいころから、完璧を求められて、常に叱られて育った人と、少しの事でもほめられ続けた人では、どちらが将来に対して前向きにいられるかは明白なことです。
我々は自分に対してもっと優しくしても良いのかもしれません。
これは甘やかすということではなく、実際に行動したことに対してのフィードバックの仕方の問題です。
大人になると、相当のことがないと人からほめられることはありません。
そう考えると、自分で自分のことをほめてあげることは、思っている以上に大切なことなのかもしれません。