戸澤の週報
2021年03月13日
前進フラグ
桜の開花が始まりました。
上野公園に行ってきましたが、蕾から少し花が出ていました。
来週にはかなり咲き始めそうです。
緊急事態宣言が続いています。
次には解除されるのか、まだ状況が見えません。
このような不安定な環境ですと、少しでも何か確かなものを見つけたくなります。
改めて京セラの稲盛さんのフィロソフィーに触れてみたいと思います。
稲盛さんは心をきれいに整えることの大切さを説いていて、優しさを感じさせますが、同時に厳しさも併せ持っています。ある時にこのように話をされています。
「不況や困難に立ち向かう時には勇気が必要。絶対に目標を達成するという気概が必要だ。経営は意志である。リーダーは目標に向かって、なりふり構わず、闘争心、ガッツ、執念を持って立ち向かわなければならない。」
現在の企業経営はより難しくなっていると思います。
コロナ禍による、直接の影響。社会全体のマインドの変化。労働人口の急激な減少。環境問題の深刻化による災害の増加。
何か一つ実行しようとしても、様々なリスクを気にしながら手探りで勇気を持って実行することが求められる。
本当はその会社に合うやり方は、他の会社とは関係なく、その会社なりで良いはずです。
しかしながら、これだけ情報が共有されやすい現状だと、独自のアクションを行うのも、今まで以上に勇気のいることだと感じます。
稲盛さんが良く引用していた言葉が、アメリカの作家のフィッツジェラルドのものである。
「一流の知性とは、二つの相反する考えを同時に心に抱きながら、しかも正常に機能し続けられる能力を言う。」とあります。
やさしさと厳しさを持ち、局面によって使い分ける人物こそ、真にバランスの取れたリーダーと言うことですね。
本当に難しいことです。
それでも、この不確実な世界です。
会社の先頭に前進フラグを立てて、確実に前に進んでいくことだけはやめてはいけないことですね。