戸澤の週報
2020年12月12日
最善感
いよいよクリスマスが近づいてきています。
多くのクリスマスパーティーは無くなり、雇われサンタさんのお仕事も急減でしょう。
年末の帰省も同じような状態でしょうが、今年だけはしようがないかもしれません。
「最善感」という考え方があります。
自分の身に起こること全ては、必然であり、最善のものであるという考え方です。
私の尊敬する森信三先生の言葉です。
確かに今までの自分の人生を振り返ってみた場合に、無駄なことは無いものです。
自分に起こることは自分にとって何らかの意味があるということは、振り返ってみると良く分かります。
起こったその時に意味があるかどうかは、分かりづらいものです。
後になって振り返ってみるから、何かの役に立っていることが分かります。
そして、その内容が最も自分にとって最善の事が起こっているということですが、こちらも後から振り返ってみると納得できることがあります。
この最善感を意識して生活することは、自分に起こることについて、きちんと考えるようになり、パッと見た場合に気が付かない裏の側面にも目が行くようになるかと思います。
物事には大抵、2つの側面があります。
良いと思われることには悪い側面があり、悪いと思われることには良い側面もあるといった具合です。
自分に起こる全ての事をこの最善感で捉えることができれば、一見自分への試練と思われるような厳しい事だとしても、奥に込められた神様の意志があると思えるはずです。
だからこそ、これらを一切拒まず、受け入れて、もがきながらも、乗り越えていくことが大切なことだと思います。
びっくりするような厳しい試練も、乗り越えてみると、そんなものだったと後で振り返ることができます。
今年は、多くの人にとって試練と呼べる乗り超えるべき内容が多くあったかと思います。
物事には必ず意味があり、そしてそれが最善のものだと思うことができたら、きっとそこから覚悟が生まれてくるし、覚悟が固まればアイデアも出てくるし、そのアイデアを実現させようという意欲も湧いてくるかと思います。さらにそれらを継続させようという強い意志が生まれてくるかと思います。
そうなればしめたもので、その頃には厳しい試練も乗り越えられているのかもしれません。
2020年は最善感を強く意識した一年となりました。