製品リリース

2017年12月27日

ROHM / BU33UV7NUX

 

近年、リモコンやウエアラブル機器など小型の電池で駆動する電子機器の普及が著しく進んでおり、これらに搭載されるデバイスは、電池を長持ちさせるために低消費電力化が強く求められています。BU33UV7NUXは、低消費電力化の要望に応え開発された、昇圧タイプ電源ICです。

 

 

 

  

 

 

サンプル/評価ボード購入

BU33UV7NUXサンプルと評価ボードBU33UV7NUX-EVK-101はザイコストアから購入いただけます。
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製品仕様

 

特徴

1.低消費電流、低電圧駆動で乾電池の長持ちに貢献

乾電池アプリケーションの長時間動作を実現するため、ロームのアナログ設計技術とパワー系プロセスを駆使して低消費電流化を突き詰めたことで、機能同等品で業界最小クラスとなる消費電流7µAを実現しました。これにより、アルカリ乾電池2本で駆動するリモコンの待機時(負荷電流50µA)を想定したときに、一般品と比較して約1.3倍(最大で175日も)長持ちさせることが可能になります(ローム調べ)。また、0.9Vの低い入力電圧から電源ICが駆動できるようになっており、ボタン型リチウム電池はもちろん乾電池1本を使用するアプリケーションにも対応します。さらに、電池の液漏れ検出機能も搭載しているため、総じて乾電池アプリケーションに最適な電源ICになっています。

  

2.負荷電流モード切り替えで豊富なアプリケーションに高効率対応

例えば、同じリモコンでも液晶パネルなどを採用した高機能品にも対応できるよう、負荷電流モード切り替え機能を搭載しており、MODE端子を切り替えるだけで、標準品から高機能品まで幅広い乾電池アプリケーションに対して省エネ性能を発揮することが可能です。標準品に対してはローパワーモード(最大負荷電流50mA、消費電流7µA、PFM*1)制御)を、高機能品に対してはハイパワーモード(最大負荷電流500mA、消費電流13µA、PFM / PWM*1)自動切換え制御)を採用することで、幅広い条件下で最大94%の高効率電力変換を実現可能です。

 

<用語説明>

*1) PFM(Pulse Frequency Modulation / パルス周波数変調)、PWM(Pulse Width Modulation / パルス幅変調)
PFMは電圧制御方法の一つで、軽負荷時のスイッチング損失軽減に特長がある。PWMも電圧制御方法の一つで、周波数が一定で、発生するノイズを予測しやすいため、ノイズに対してフィルタをかけるなどの対策が立てやすい。

アプリケーション

<アプリケーション例>

など、乾電池1・2本(1~3V)、ボタン型リチウム電池で動作するアプリケーション全般

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メディア掲載

・電波新聞(1面)

・日本経済新聞・本紙(35面)

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