製品リリース

2025年01月06日

ROHM / SCS2xxxNHR

ROHMのSCS2xxxNHR

 

 

ローム株式会社【ROHM】は、端子間の沿面距離を伸長して絶縁耐性を高めた、表面実装タイプのSiCショットキーバリアダイオード(以下、SBD)を開発しました。 

 

オンボードチャージャー(OBC)など車載機器向けの「 SCS2xxxNHR 」8機種をラインアップしており、2024年12月からはFA機器やPVインバータなど産業機器向けの「SCS2xxxN」8機種も販売を開始する予定です。 

 

新製品は、従来のパッケージ下部にあったセンターピンを取り除き、独自の形状を採用したロームオリジナルのパッケージとすることで、沿面距離を一般品の約1.3倍となる最小5.1mmに伸長しました。  

沿面距離を長く確保することで端子間のトラッキング(沿面放電)*2を抑制できることから、高電圧アプリケーションにおいて基板へデバイスを表面実装する際、樹脂ポッティングによる絶縁処理が不要です。 

 

耐圧は650Vと1200Vの2種類を揃えており、xEV(電動車)で広く用いられる400Vシステムのほか、将来的に採用拡大が見込まれる、より高電圧なシステムにも使用できます。 

 

また、TO-263パッケージの一般品及び従来品と共通のランドパターンに実装できるため、既存の回路基板への置き換えが可能です。さらに、車載機器向けの「 SCS2xxxNHR 」は、車載信頼性規格AEC-Q101に準拠しています。 

 

 

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