戸澤の週報
2020年05月31日
リセット
本日で5月が終わり、明日から6月が始まります。
2ヶ月近くに渡る自粛の生活も本日で一区切りとなります。
まだまだ予断を許さない状況ですが、多くの店や施設が明日から戻ってきます。
正直うれしいものです。
今回、今まで当たり前にあったものが、ある時から無くなってしまった経験をしました。
その結果、自分にとって本当に必要なものが何だったのかが少し分かった気がします。
どう考えてみても、一人の人間には24時間しか与えられていません。
できることは当然限られてきます。
広く浅く行うのも一つの選択ですのですが、この場合ひとつの事から感じられる、奥深さのようなものは味わうことができないかもしれません。
そのように考えてみると今回の事で「自分にとって何が大切なことなのか?」
この問いに対する答えを探す旅が始まった気がしています。
大きな意味ではコロナ以前とコロナ後で変わることは無いと思います。
仕事が大切なことは変わりません。
人の成長に仕事を抜きで考えることには無理があるし、全員が人と全く会わないで仕事を行い、満足感を得るとも思えません。
やはり、人としての喜びは人との関りであり、その関わり方は直接対面することが大切なことはこれからも変わることはないはずです。
それでも、今までの日々の中で当たり前のように行っていたことが、この期間に果たして本当に必要かと考えられたことは意味がありました。
仕事の中で、本当に重要なことにより多くの時間を充てられるようになることは、本人にとっても、会社にとっても、顧客に対しても大切ですし、さらには日本全体にとっても意義あることと言えます。
その結果強い会社になることができれば、そこで働く人の心が豊かになるための選択肢が増えていくことになります。
この2ヶ月近くは、普段よりも実に多くの考える時間がありました。
その結果、考えれば考えるほど、今までいかに目の前のことに心を奪われてきたのかが分かりました。
なりたいものに近づくには、どうしてもその基礎を固めなければいけないことに、改めて認識することができました。
これからは、本当に大事なこと、ここで言う基礎を固めるための活動に注力するために、今までの自分を一回リセットしてみたいと思っています。
明日からは今までとはちょっと違った景色を見ることができるように、取り組んでみたいと思います。