戸澤の週報
2019年11月29日
中国
先週は久しぶりに中国出張でした。
羽田から北京に入り、上海に移動しそのまま蘇州へ行きます。
蘇州を終えると深圳へ飛びます。
いつも香港から深圳・東莞に移動し、時々上海に移動するくらいでしたが、今回は初めて北京にも行くことができました。
中国は毎回行く度に何らかの驚きがあります。
前回はキャッシュレスが非常に進んでいるのが印象的でしたが、今回は北京・蘇州と行ってみて、華南地域(深圳など)とは違った、人の地域性が全く違うことが驚きです。
中国は大変広いため、国民性が違うと言っても過言ではないかもしれません。
北京は昔からの都市で首都でもあり大学などが多く集積されており、洗練されている雰囲気です。
車の運転も極めて上品で、イメージは日本の関東を車で走っている感じで安心できます。
にぎやかではありますが、あまり大きな声を出している感じでもありません。
イメージが大きく変わりました。
お客様やサプライヤーの状況はやはり米中貿易戦争の影響はあるようです。
特にサプライヤーは影響をもろに受けていて、昨年までは飛ぶ鳥を落とす勢いで成長していた会社も大きく売り上げを落としていました。
中国ではWEBのビジネスが全盛を迎えていますが、少しずつ天井が見えてきて、今後大きな成長を見込みづらくなってきた感じがしました。
オンラインからオフラインへの流れを感じました。
ここで言うオフラインとは昔ながらのビジネススタイルで、顧客に営業担当者を付けて、顧客のもとに訪問し注文を取っていくやり方です。
この流れは日本でも同じで、WEBだけでやって行くことの限界のようなものが見えてきています。
逆に従来型のオフラインビジネスを行っている会社はWEB販売のオンラインの方に入ってきます。
両社とも隣の芝生は青く見えるようです。
当社の場合は最初から両方行っています。
どちらのビジネスも決して簡単ではありません。
最近思うことは、2つのビジネスを違うものとして捉えるのではなく、確実に相関関係があるもので、そこを見極めることで、適切なサポートの仕方が見えてくると考えています。
当社もまだまだ双方の顧客を満足させるための実力はまだ十分ではないのですが、模索しております。
近い将来にはオンラインとオフラインのサポートのお手本になれるようなモデルを創って行きたいと思います。
画像は深圳の日本料理屋です。
味は日本で食べるレベルとほぼ同じでありながら、価格もリーズナブル。
世界中で共通ですが、コストパフォーマンスの高い店はうれしくなりますね。