戸澤の週報
2019年07月28日
感謝の心
一気に夏本番となりました。
予想していたとは言え、かなりの暑さです。
冷えるくらいの涼しさから、うだるような暑さに変わりました。
中間が欲しいのですけど、ないですね。
この世の中で、忘れてはいけないけど、忘れやすいものは「感謝の心」です。
そして、忘れなければいけないけど、忘れられないのが「エゴ」ですね。
稲盛さんの最新の著書「心」にも、「感謝」については、かなりのページを割いて記載があります。
人間はなかなか、この感謝について上手にできる人は少ないようです。
この著書では、良い時も悪い時もどちらも感謝することが大切と述べています。
悪い時に感謝するとは、よほど人間ができていない限り、「なぜ自分だけがこんな目に会うのか」と不満を口にすることになります。
また良いことが起きて、これを感謝できるかと言うと、今度はこれを「当たり前」と思っていしまいます。
なぜ悪い時に感謝をする必要があるかと言うと、悪い時にこそ今まで自分がしてきてしまった「業」を落としてくれるという考え方です。
ここで言う「業」とは自分の良くない行動や考え方によって、呼び寄せた結果のようなものですね。
人生順風満帆のまま最後まで行くことなど決してありません。
定期的に良いこともあれば悪いことも必ずあります。
悪いことが起こっている時こそ、この業が消えている時だとして、感謝すべきと言うことです。
非常に難しいことを言われています。
それでも少しだけわかる部分もあります。
現在の自分の人生がうまくいっていない時には「感謝の気持ち」を持てているかを確認しなさいと聞いたことがあります。
「感謝の気持ち」からは「謙虚な心」が生まれます。
「謙虚な心」は「足るを知る」ことに繋がります。
世の中全ての事象が「有難い」ことを再認識して、「感謝の気持ち」をきちんと持ってこれからもやって行きたいと思います。