戸澤の週報
2019年04月14日
基礎
今年度が始まって2週間が経過しました。
4月に入ってからも我々を取り巻く環境が良くなったわけではありません。
大きな要因は米中の貿易摩擦でありますが、こちらが全く改善されません。
最近の本件の論調を聞いていると、あと1か月のような短いスパンで、この貿易摩擦が解決することはなさそうです。
今後のことを考えると、現在が特別な時期ではなく、今のこの状況を標準として考える必要があります。
このような状況を考えると、単純に今までの延長戦上では無駄なような気がします。
現場での様々な取り組みから、実践に関する学びは多くありましたが、どうしてもMBAのように体系的に知識を学んではいません。
世の中には「教科書通り」という言葉があります。
日本の中では教科書通りはあまり良い意味では使いません。
応用が利かないさまを表していて、ネガティブなイメージです。
むしろ現在の状況で必要なのは、ここでいう教科書通りの知識ではないかと思っています。
起死回生のアイデアや根性論的なアプローチではなく、ビジネススクールの大学院修士課程で学ぶ様々な分野の基礎的な物事の捉え方や考え方が必要に感じています。
取り組む幅が広がるほど必要な知識は広がっていきます。
今までの自分が得意としている部分だけでは戦えなくなってきます。
同時に今のように不透明な時期にはなおさら基本に立ち返り、幅広い知識を背景に今やるべきことを決めていくことが大切だと思います。
やはり何歳になっても学びが終了することはなく、常に深めていくものなのですね。
最近そのことを改めて分かった気がします。