戸澤の週報
2018年02月03日
一日生涯
東京でも今期2回目の雪となり、非常に厳しい寒さが続いています。
インフルエンザが非常に流行しており、油断ならないことになっています。
安心して過ごせる春までは後1か月半と言ったところでしょうか?
本日のタイトルである「一日生涯」は私の座右の銘であり、目標であります。
基本的な意味としては、例え今日に生涯が終わったとしても悔いが無いように、一日を真剣に生きるということです。
人間はつい今日が終わったら明日もまた同じように来ると思ってしまいます。
太陽が沈んだらまた昇ってくる感覚ですね。
でもそれは間違いで、いつまでも明日が来るということは決してありません。
短い、長いの多少の差はあるものの、人の生涯はいつかは終わりを迎えます。
生涯ではなくても、健康で仕事できる事も、子育てで苦労していることも、中間管理職の難しさに苦労するのも、新人で社会人になり必死でもがいているのも全ていつかは終わりがあります。
人は苦労している時は、その苦労がずっと続いていくものだと錯覚します。
錯覚と言うよりも、その苦労もいつかは終わるという、そんなことさえ考えられずにいるのかもしれません。
人の生涯には、学ばなければいけない時もあれば、乗り越えて行かなければいけない時もあります。
そして、それらのことは苦労と言えば苦労なのかもしれませんが、人生のステップアップをする上での必修科目です。
そういった必修科目を学んでいる時でさえ、みんな平等に与えられた1日を真剣に捉えて、誰よりも大切に使い切ることが大切だと思います。
その視点において言えば、現代の働き方改革はこれから本当の意味で世に出ていく若者へは間違ったメッセージを与えかねないので注意が必要だと思っています。
もちろん、一日生涯に年齢は関係ありません。
物心ついてから最後に生涯を閉じるまで有効な考え方です。
何日生きるかは「母数」で、その一日をいかに全力で取り組んだかは、その母数に掛ける「係数」となります。
人生において母数のコントロールは、これは健康管理ですね。
そして係数を良くしたければ、与えられた環境で一日を全力で生きることだと思います。
その母数と係数を掛け合わせた数値が「人生における達成度」であり「人生の喜び」と言えるのかもしれません。
一日生涯と言う四文字熟語はまだまだ本質を理解したとは言い難く、これからも本質を追及していく事になりそうです。