戸澤の週報
2017年04月16日
素直さ
この週末は関東では初夏の陽気となりました。
残念ながら桜はもうほとんど散ってしまい、今年は満開の桜を見ることができませんでした。
1回くらいは満開の桜を見たいので、桜前線に合わせて北上していく事を検討したいと思います。
この時期は目標管理の評価の時期となります。
当社の理想の人物像の項目の一つに「素直さ」があります。
こちらは40年以上も昔に松下幸之助さんの著書「素直な心になるために」を参考に取り入れさせて頂きました。
その著書の中で言われている「素直な心の内容10か条」はいつまでたっても色褪せない本当に大切な内容が書いてあります。
言葉にしてしまえば、物事や人の意見に対して、私心にとらわれずに、色眼鏡が無く、その実相や道理を平常心で見る必要がある。
そして、全てのことに対して学ぶ気持ちを持ち、自分が知らない事、自分とは違う考えの物にも、柔軟に対応をして、その良さを学ぶ気持ちをいつでも持っていることが大切である。
このような内容です。
この内容を知ってから10年はゆうに超えましたが、未だに完全に自分のものにしたとは言えない難しいテーマです。
平常時はまあ、冷静さを保ち、様々なものに耳を傾けて私心に捉われないことはさほど難しくありません。
これが、ちょっとでも自分の核心に近づいた問題になると、一気に状況が変わってしまい、色眼鏡に支配されてしまうものです。
松下さんも著書の中で、素直さに関して一生かかってマスターするものであると言っています。
面白いのは、素直さに何段という事で、成長の度合いに合わせて級を設定しています。
人間は年を取り経験を積んでいくと、大きく2つの道に分かれます。
ひとつの道は自分の過去の経験から、正しいものを導いて、そこに固執してしまう道。
もう一つは、実るほどこうべを垂れる稲穂のように、物事を素直に見ることができ、新しいことに対して素直に学ぶことができる道です。
2017年度はこの「素直さ」の級を一つでも上げられるように、挑戦してみたいと思いました。