戸澤の週報
2013年09月16日
たどり着くところ
色々と計画していたことも台風には敵いません。
素直に延期して、家で過ごされた方も多いのではないでしょうか?
私もその一人で、おかげで少し本をいつもより読むことが出来ました。
その中でかの有名な千利休の言葉を学びました。
「稽古とは一より習い十を知り、十より返る元のその一」
一番初めに基本を学び、そこからさまざまなことを広く学び応用していく。
しかし、そこから分かってくることは一番初めに学んだ基本がとても大切であるということ。
稽古を進めて行けば進めていくほど、基本に帰らざるを得なくなるということだと理解しました。
最近つくづく思うことがあります。
創業してまもなく13年が経ちますが、大切だなと思うことは一番初めに学んだことです。
営業をやっている会社のどこもが、お客様を大切にしようと考えています。
当社のミッションでも「お客様の気持ちを本気で理解しようとする会社になろう」と一番に掲げています。
毎日読んでいる文章なのですが、やはりここに商売の全ては詰まっていると感じます。
現代では企業とか商社という表現を使っていますが、遡って考えてみると、営業一人一人は商人です。
商人は近江商人を代表とする、商人の文化があり、掟があります。
逆に言えばそれらがあったからこそ、長く存在し得たと思います。
この休みで学んだことは、「自分たちが立てたミッションを奥深くまで追求していくこと。」です。
当たり前なのですが、大切な事だと思いました。
ここに困難な状況を突破する大きなヒントがあるはずです。