戸澤の週報
2013年04月21日
上司になったら
土日共に天気が悪く、このかきいれ時期に観光地のため息が聞こえてくるようです。
GWは良い天気になることを期待したいですね。
年度が改まり、今年から昇進して管理職になった方も多いかと思います。
1か月近くが経ち、当初思い描いていたものと実際が違っていることに戸惑っているかもしれません。
戸惑いの一番の原因は、期待される役割の変化に昇進した自分自身が付いていけないのかもしれません。
会社からの期待はさて置き、自分の所属する課やチームのメンバーからは何を期待されているのでしょう?
逆の質問をすればもっと分かりやすくなります。
自分が部下だったときは上司に何を期待していたでしょうか?
それは、部下がうまくいくようにサポートすることだと思います。
部下が困っていたら助けるし、挑戦の機会を与えモチベーションを高めたりすること。
部下の振る舞いや考え方で、本当に変えた方が良いと考えることは部下に注意もします。
うまくいった時にはほめてもらいます。
こんなところでしょうか?
まだまだあるような気がしますが、一言で言うと「部下のために働く」と言うことです。
部下のために本当に良いことは何かを考えて実行すれば良いのだと思います。
上司になる前と後の違いを漢字で表すと「自我」から「利他」への移行です。
今までは自分のことだけを考えていればよかった世界から、いきなり自分以外を中心に見ることになります。
考えてみれば大きなパラダイムシフト(自分の中の常識の大きな変更)です。
この「部下のために働く」と言うことに照準が合っていないと、チーム内に大きな確執を生むことになります。
チームが一体になって初めて成果を求める体制が整います。
管理職の役割は本当に大きいものです。
新たに管理職になった方には「部下のために働く」と言うことが腑に落ちるかどうかが
まずは第一関門なのかもしれません。