戸澤の週報

2020年03月29日

待つこと

この日曜日にははかなり大粒の雪が降りました。

久しぶりにちゃんとした雪を東京で見た気がします。

この週末は外出自粛が求められ、街からは人が少なくなったようです。

多くの人は家で過ごすことを余儀なくされ、外に行きたい盛りの子供や若者には厳しい状況ですね。

大人にとってみても、いつ終わるかわからない、目に見えない敵との戦いは決して楽ではありません。

それでも、今は我慢の時です。

一番起こしてはいけないのは、医療崩壊であり、経済崩壊です。

都市封鎖が現実味を帯びている現状で、我々はいくつかのことを考えなければいけません。

この先本当に出社ができなくなる可能性を考えると、テレワークは必至です。

テレワークのキーワードのひとつはセキュリティなので、セキュリティが担保されたPCを全員分用意できるかが勝負になりますね。

業務フローも見直さなければいけません。

今までは感染リスクの低減の観点でテレワークを捉えていましたが、この段階までくると事業継続にとって必須と考えるべきなのでしょう。

頭の中にあることを1回全てをリセットして、新たに1から考えた方が良さそうです。

 

大学生の時に行った工事現場のアルバイトの時の話です。

集合場所に時間通りについて待っていたのですが、なかなか工事が始まらず不平を漏らしている時に言われた言葉が、「待つことも仕事」です。

仕事と言うと、体を動かしたり、頭を使ったり、能動的なものをイメージしがちです。

仕事を構成している概念に「時間」があるわけなのですが、この時間だけは自分の思い通りにいかないことがあります。

相手あっての仕事ということですね。

その時が来るまで待つことも大切な仕事の一つだということです。

今もまさにじっと待つことを要求されています。

やりたいこと、行きたい場所、見たいもの、一杯ありますよね。

「不要不急」とはなかなか解釈が難しい言葉ですが、今は黙ってじっと待ちましょう。

止まない雨もなく、明けない夜もありません。

厳しい冬もいつかは春がやってきます。

その時を信じて、自分たちができることを、しっかりやり切って乗り越えていきたいと思います。

その先には今はまだ考えも及ばない新しい世界が待っているかもしれませんね。

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