戸澤の週報

2019年01月26日

人生は心一つの起きどころ

テニスでは大坂なおみさんがやってくれました。

全豪オープンでシングルス決勝を勝ち優勝しました。

昨年の全米オープンに続いて四大大会を連覇しました。 

実に驚異的なことです。

日本人だから特にうれしいのですが、日本人でなくても四大大会連続制覇は中々できる事ではなりません。

何かこのような大きな成果に繋がるのかを考えてみました。

 

宮本武蔵の言葉に

「千日の稽古を鍛として、万日の稽古を錬とす。」とあります。

千日は大体3年で、万日はおよそ10年です。

長い年月の稽古の蓄積だけが、上達を約束するものであると言う事ですね。

 

西郷隆盛の言葉に

「人を相手にせず、天を相手にせよ。天を相手にして、己を尽くして人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし。」とあります。

天は私たちの全てをいつでも見ているから、人が見ているかどうかで何かを決めるのではなく、いつも天を相手にして、己の限りをつくして結果を待つこと。

そして、それでも結果が出なかったとしても、誰か人に原因を求めるのではなく、自分自身の誠の努力がなりなかったと思うべきであるという考え方です。

人間、人が見ている時は頑張れるものです。

本当に差がつくところは、このように人が見ていない時なのですね。

 

最後に日本の著名な哲学者である、中村天風の言葉です。

「人生は心一つの置きどころ。」

この言葉にはいつも納得です。

とても強い説得力のある言葉と言えます。

自分の人生を決めているのは間違いなく自分自身です。

大坂さんも日本で一番になりたいと思っていたら、世界で1番になることはできなかったはずです。

世界で一番になりたいと心に決めたからこそ、それに必要なものが見えてきて、正しい努力をすることができたのだと思います。

心一つで、人の人生は良くも悪くも大きく変わってきます。

だからこそ心を正しいところに置かなければいけないのですが、人生のステージにおいて具体的にどこにどのように置けばいいのかは、これまた勉強が必要なようですね。

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