戸澤の週報

2019年01月20日

時代の潮流変化

1月も残り2週間を切りました。

ようやく体がこの寒さに慣れてきた頃です。

このペースで行きますと、あっという間に春を迎えることになりそうです。

 

先週の木曜日の1月17日は、日本電産の記者会見が行われ、下方修正が発表されました。

中国での車向けの部品が30%の落ち込みで、家電向けでも30%~40%の落ち込みであると言う事です。

通常は目標の80%から90%を超えたあたりで利益が生まれる始めることを考えると、30%以上落ちると言う事は、赤字になることを意味します。

会見中に永守会長は「昨年11~12月の(売上高の)落ち込みは尋常ではない。月単位でこれだけ落ちたのはおそらく46年間経営してきて初めて。」と述べています。

同時に「この変化を甘く見てはいけない。今からもっと悪くなったら、リーマンショックに近いことになっていくのでは」とし、1月以降も厳しい環境は続くと予想しています。

今回の落ち込みの原因は、在庫調整が大きな要因であることを上げて、その在庫調整の要因に米中の貿易戦争が上がってきています。

中々何が原因であるという100%答えが出しづらい状況ではありますが、成長一本槍だった2017年とは状況が大きく変わっているのは間違いなさそうです。

 

「振り子の法則」はやはり存在するのですね。

「半導体のスーパーサイクル」などと言われ、今後未来永劫成長のステージに入ったようなことも言われていました。

今回は米中の貿易戦争など、本来カウントしなくて良いような要因もありますが、それでもやはり、良い時があれば、それの度合いに応じた悪い時が来るのが自然の考え方です。

ここ数カ月で明らかに大きく潮目が変わってきています。

そしてそれは決して簡単なものではなく、厳しい方向に向かっています。

どこまで続くのかは誰にも予想が付きません。

しかしながら一つだけ言えるのは、個人消費者もユーザーである会社もいつまでも全くものを作らず、投資をしないことはありません。必ず一定の需要はあるはずです。

MLCCもあれだけ需給がひっ迫して、大きく騒がれていましたが、少しずつ問題が解決してきているように見えてきています。

厳しい状況に入っているからと言って、全てに委縮するわけではなく、周囲が縮んでしまいやすいこんな時だからこそ、未来に向けた投資をしっかりとするべきかと思います。

良い時期もいつまで続かないのと同じく、悪い時期も決して長くは続かないはずです。

春が来ることを楽しみに、閉めるところは閉めて、伸ばすと決めたことは決してあきらめずに挑戦を続けて行きたいと考えています。


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