戸澤の週報

2017年10月15日

熱と誠

夏が終わったので秋を楽しみたいのですが、ずいぶん駆け足で進んでいるようです。

10月ももう半分が過ぎました。冬の気配が間もなくやってきます。

 

自分の人生を力強いものにするために必要なものは何かと言えば、それは言葉です。

先達たちが残してくれた言葉は、自分の経験から来るだけに強く心に響いてきます。

森信三先生は「人生には二本のレールが必要だ。新幹線も二本のレールがあるからどこまでも走って行ける」と言っています。

確かに一本では心もとなく、かといって三本あったところで役に立ちません。

二本であることが大切ということでしょう。

それでは人生の二本のレールとは何なのか?

ここでも教えてもらった言葉があります。

当時不治の病であった破傷風の免疫抗体を発見し、治る病気にした北里柴三郎は「熱と誠」であると言っています。

人に熱と誠があれば、何事でも達成する。良く行き詰ったなどと言いたくなるが、熱と誠が足りないからである。

当時を考えると欧米諸国との医学における格差は非常に大きかったはずです。

この差を埋めるために、様々な困難と闘いながら自らの道を切り開いてきた人だからこそ言える信念のこもった言葉だと思います。

自ら燃えて、誠を尽くしていけば、どんな困難でも闘い抜けるという考え方は、私の中でも基本になっています。

過去に名を残している人で熱が無かった人は皆無と言って良いと思います。

しかしながら熱だけあってもやはりだめで、その中にも真摯さは必要です。

 

最近の日本を代表するメーカーの不祥事を聞いていると、ふとこの「熱と誠」のことを思い出しました。

本当に二本のレールがあったのか?

二本のレールがあったとして、熱と誠と両方があったのだろうか?

当社ももう一度考えてみたいと思います。


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