戸澤の週報

2017年08月27日

真剣勝負

まだ残暑厳しい日が続いていますが、夕方にはセミの音に紛れて、鈴虫の音が聞こえてきました。

しばらくはまだ夏の日が続くと思いますが、いよいよ秋の気配がしてきました。

9月は涼しくなりますが、台風の季節になりますので、それだけが困りますね。

 

この休みに仕入先様から巨人戦のチケットを頂き、有り難く試合を観戦させて頂きました。

球場に行くのは年間で1回あるかないかですが、やはり行ってみるのとテレビで見るのとは全然違っています。

そして、毎年思うことは、1年経っただけで、試合に出ている選手の多くが違っていることです。

改めてプロの厳しさを感じる瞬間です。

ごく稀ですが中途入社で当社よりも厳しい環境で育ってきたメンバーに「もっと個人の力で評価をしてほしい。」と言われることがあります。

評価基準の問題はとりあえず置いておいて、この考え方は一考に値する内容です。

我々はアスリートの世界ではないので、全てを一緒にする必要はありません。

しかし、何かを結果として出すために努力を重ねてきて、あるタイミングまでに成果を出さなければいけないのは、どの世界でも一緒です。

そしてしっかりと成果を出している人にはしっかりとそれに気が付いて、報いていく。

逆に成果を出せずに苦しんでいる人には、成果の出し方を一緒に考えて、伴走していく事。

何を練習(準備期間)とし、何を本番として設定していくか、毎年の目標設定の中で一番大切なところはこの部分かもしれません。

アスリートでなくても、試合に勝たなければ次のチャンスは無いはずです。

本当に試合があれば良いのですが、我々のような業種は明確に試合と呼べるものがありません。

それではれば意図的に試合に相当するものを作って、そこでの勝ち負けを明確に決めてしまうことが人の成長を促していく可能性もあります。

同時に、強く意識していないと、日々の仕事の中に秘められた試合を気が付かずに、不戦敗してしまうこともありそうです。

例えばお客様や仕入先は今日の打ち合わせをただの打ち合わせと考えておらず、何か重要な意思決定をするための打ち合わせと考えています。

しかしながら、我々はそうと認識できずに、いつも通りの打ち合わせと思ってしまい何一つ準備をせずに臨んでしまう。

こういうことは自分が気が付いていないだけで結構起こっている可能性があります。

と言うことは、試合をつくるというよりは、試合に気が付くことが重要と言えるかもしれません。

真剣勝負とは、飾りではない本当に切れる剣を使って挑む戦いのことです。

当然、命の取り合いとなるわけです。

現代ですので、実際の命を取り合うわけではなく、己の生き抜きをかけた戦いと言えると思います。

日々の中で、この真剣勝負を意識できるかで最後受け取る成果がどうやら大きく変わってきそうです。

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