戸澤の週報

2015年06月14日

世界の中心地

先週は出張でニューヨークへ行って参りました。
世界の中心であるマンハッタンエリアにも足を運ぶことができました。
何かすごく特別なイメージを持っていましたが、行ってみれば思っていたよりは通の街でした。
それでも世界の中心地に行けたのはうれしい経験でした。
 
今年の頭から当社の米国現地法人をスタートさせてから約半年が経ちました。
今も尚米国の仕入先と売り先の開拓に全力を挙げています。
行く先々の会社から「アメリカでの商売は難しいでしょ?」と言われます。
これには同意できます。
アメリカは自由の国と言われていますが、実は規制が非常に多い国です。
ビザの取得や現地法人の登記から始まって、様々なことが複雑で何かするにも弁護士が絡んできてお金が余計にかかります。
X線を一台輸入するだけで100万掛かる国は他には無いのではないでしょうか?
 
日本だけではこの先先細りだから、海外に打って出る必要があるとよく言われています。
これは確かに真理を言い当てているとは思います。
しかしながら、海外に出たからといってパラダイスが待っているわけではありません。
地理感覚から始まって、商習慣、法律など商売上非常に重要な要素が何一つ熟知していない中で始めなければいけないのです。
既にこれらのことを熟知している国内での戦いとは全くわけが違います。
だからといって国内だけに留まれば、近い将来にその付けが必ず来るのも事実です。
 
当社の香港の現地法人がようやく2年経って少しずつ仕事の幅が広がりかけています。
アメリカも全く同じか、それ以上に時間が掛かるのだと思います。
結局のところ、どの国でも共通なことは、お客様及び仕入先様のところへ足を運び、ひとつずつ話をしていく必要があるということです。
どうしても近道を探してしまいますが、つまるところ一歩ずつが一番の近道なのだろうと思います。
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