戸澤の週報

2002年02月02日

2002/2/2

寒いです。雪こそ降りませんが、この休みも冬本番の寒さでした。この休みには新宿の百貨店(東口のきれいにライトアップされている百貨店です)に行ってきました。そこの催事場で北海道の食に関するテーマで店を出店していました。その中で関東でも有名な純蓮(すみれ)も出展していました。通の方はもちろんご存知と思いますが、この店は新横浜のラーメン博物館にも館長に強く請われて出店しています。博物館に入るにはいくらか取られますが、デパートでしたら無料です。しばらくはこの催事が続くみたいですので皆様も是非足を運ばれてはいかがでしょうか?
http://www.isetan.co.jp/icm2/jsp/store/shinjyuku.jsp
味はというと、味噌がうまいだけでなく、脂の甘味がよくでた旨いものでした。

さて、ラーメンの話はさておき皆様も最近は少しづつお気づきになっていると思いますが、最近はメモリなどの半導体を中心に少し納期が悪くなっています。この内容は先週もこの週報でレポートいたしましたが、ここ1週間でさらに進んでいます。東芝のDRAM撤退から発した今回の納期悪化はメモリだけにとどまらずにロジック等にも影響が及んでいます。決して、需要が盛り上がっているとは言い難いのですが、在庫調整が順調に進んでいる今、供給が追いつかないのです。というのも、昨年頭からの需要の急減からの各メーカーのライン縮小が現在も継続している為、在庫がなくなったからといってすぐには増産と言う体制を整えることはできません。その影響が今になって少しづつ現れているのです。だからといって、大騒ぎをしてくださいというのではありません。むしろようやく本来の姿に戻り始めていると言うのが正しい言い方だと思います。もちろん現在でも、全品種が物が足りなくなっていると言うとそんなことはありません。未だに余っている物は余っています。その証拠に最近は弊社の既存のお客様、そして新規のお客様から自社の在庫を販売してほしいと言うリクエストは絶えることがありません。そのお客様とは、メーカーの正規代理店もありますし、自社ブランドのメーカー、そして一番多いのはOEM供給を行っているEMS会社からのご依頼です。OEM供給者にとって、OEM発注元からの納期とは当然守らなければならない絶対的なものです。ところが発注元からは十分な納期を確保してもらえないケースがほとんどです。当然、OEM供給者は自社のリスクで在庫を持つしかありません。しかしながら、ここ最近の不景気です。OEM発注元が現在進めているリストラの一環で、事業の縮小、撤退です。この流れに一番被害を受けるのはEMS企業です。そして抱えてしまった在庫数量の数は半端なものではありません。この現状を来週お伺いする大手EMS企業の状況を教えていただき、可能な範囲でこの週報でもご報告したいと考えております。

今週は、長くなってしまいましたが、私が申し上げたかったことは少し納期が悪くなったからといって、むやみに過剰に発注することは止めたほうが良いと言うことです。足りない分だけ弊社にご依頼ください。現在弊社は大手商社と協力体制を取り、在庫の登録作業を進めていますので、現在よりも在庫登録数量が大幅に増えます。このインターネットが発達した今、唯一お客様ができないことは他のお客様が抱えている余剰在庫を検索することです。この分野で私どもは注力しお客様が必要な物を迅速に供給できる体制を整えていきたいと考えています。
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