戸澤の週報

2022年04月24日

案ずるより産むが易し

春のはずですが、もう夏日がやってきています。
陽が随分と伸びて、18時30分まで明るいままです。
そろそろ夏に向けての準備期間となりそうです。
 
案ずるより産むが易しと言う言葉があります。
人間が何かを不安に感じる理由は、そのことを知らないことが多いと思います。
インターネットがここまで発展し、個人の生活にも深く入り込んでいます。
何かを調べようと思ったら、かなりのレベルまで、一般の人だとしても情報が入手可能です。
インターネットが普及する以前を考えると、そこまで調べることが難しいため、どうしても不完全な状態でその時を迎えることが多かったと思います。
そのように考えると、昔の人の方が、不安に対する耐性が強かったのかもしれません。
 
情報が十分にあり、環境が整ってる状況で、出来ると判断できることを実行することはさほど難しい事ではありません。
マネジメントで考えると、ほとんどのことが、不完全な中で、それでもやるかやらないかを決めなければいけません。
6:4どころか5:5、最悪は4:6でも、本当に必要な時はやると決める時もあります。
こんな時は、覚悟を決めることを行ったら、あとは案ずるより産むが易しとなります。
「できるかできないか?」ではなく「どうやったらできるか?」を全力で考え、できることを実行するだけです。
 
一概に言える話ではありませんが、行き過ぎたリスク回避は、スピードの低下を招きます。
スピードの低下は挑戦の機会をことごとく奪っていきます。
リスクを取って挑戦することが、危険な行為と排除されている組織は、未来の成長を封じられたようなものです。
先週の週報で書いた、「海賊と呼ばれた男」で、石油の入手において八方ふさがりになり、イランに自社のタンカーを送って石油を買い付けに行くのですが、周りから反対された店主が言った言葉が印象的です。
「これを博打と呼ぶのなら、うちはずっと博打を打ってきた。」
時代が違うと言われてしまえば、それまでなのですが、力がない一個人が小さな会社を作り、世の中の荒波を乗り越え、生き延びていくことは並大抵のことではありません。
やると決めたら、チームが一つの方向に向けて、力の全てを結集する。
その結果、驚くほどの推進力が、少々の障害なら吹き飛ばしてしまうはずです。
「正しくリスクを取って、案ずるより産むが易し」が、これからの未来を戦う組織の一つの考え方になりそうです。
ともすると、リスクを優先し、足踏みしてしまう、自分自身への自戒のためにも書きました。

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